『採用は教育だ。採用にロマンを!』
当連載では、
シンクトワイスが、新卒紹介というサービスに対して
どのような考えで取り組んでいるかについて、お伝えしています。
最終回となる今回は、
“就職偏差値”で計る就職活動への疑問。
そして、最も理想的な採用活動の在り方を綴ります。
——–【必要なのは、人事担当者の教育的スタンス】——–
大学に入学する際は、
学生に一定の偏差値が求められます。
大学のレベルによって偏差値の高低は違うため、
高い数値を求める大学には、勉学に励まない限り合格できません。
努力を重ねたうえで、第一志望の大学に合格したら、
それはそれはハッピーでしょう。
この大学を、仮にA大学と呼ぶことにします。
一方、それなりの勉強しか重ねてこなかった学生は、
志望以外のB大学に進学する。
この場合、B大学生は、当然ながら、
卒業するまでB大学生です。
再受験しない限り、A大学生にはなれません。
しかし、就職の世界においては、
BがAレベルに進化することは可能なのです。
就職活動中と入社後の頑張りによっては、
飛躍は大いにあり得ます。
ところが……、
現在の一般的な新卒採用の在り方は、
“就職偏差値”で計る就職活動を、作り上げている。
そう例えて、いいのではないでしょうか。
大学受験と同様、知名度の高い企業に入ることを
最高のゴールと掲げているような。
それは、違う。
シンクトワイスは、
違うと、考えます。
ネームバリューのある、
いわゆる就職偏差値の高い企業に入ることが
ハッピーとは限りません。
就職は、入社して終わりではないのです。
むしろ、そこから先の長い人生を、重視しなければ。
では、充実した就職活動をもたらすために
必要なことは、何か。
それは、人事担当者の教育的スタンスだと思います。
——–【人事担当者の思いに火を灯したい】——–
「キミを採用するからには、かならず成長させるぞ!」
という覚悟があれば、
新人との間に、しっかりとしたエンゲージメントが結ばれます。
この関係こそが、BをAに進化させる。
根強い教育が、展開されるのです。
これが、最も望ましい就職活動であり、
かつ、理想の採用活動の在り方です。
ここ数年、学生の就職サイト離れが進んでいます。
2016年度からは、サイトへのエントリー時期が
大幅に後ろ倒しになります。
企業は、学生を採り合うことになるでしょう。
採用する側は、そろそろ、
スタンスを変える時期にきているのではないでしょうか。
我々エージェントは、
人事担当者の思いに火を灯したい。
着火剤の役割を担い、タッグを組み、
マインドシェアさせていただく立場でありたい。
そして、最終的には、
生意気ではありますが、
ロマンある採用を行う人事担当者を
ひとりでも多く増やしたい。
このことを、ミッションに掲げています。
採用は、教育です。
採用は、ロマンなのです。
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■■次回予告
来年は、2月の配信スタートを予定しております。
2014年の連載内容は、
『新卒紹介会社の社長or事業責任者と弊社代表の対談』
をお送りいたします。
楽しみにお待ち頂ければと思います。
シンクトワイス株式会社 メールマガジン『新卒採用にロマンを!』
(第10号 2013年12月配信)